平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
　当社は2023年11月28日をもちまして56周年を迎えることができました。これもひとえに当社を支えてくださるステークホルダーの皆様のおかげでございます。

　 この一年、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行され、インバウンド需要や国民消費の回復など、景気の回復が見込まれる一方、世界情勢に起因する資源価格の高騰、為替変動、物価上昇、更には金利上昇リスクなど、住宅・不動産業界への影響はとても大きく、大きな変化の一年となりました。

　そのような先行き不透明な状況の中、当社グループは「元気な街、心豊かな暮らし」の経営理念実現に向け、地域に愛され、必要とされる会社を目指し、住宅・不動産の販売を中心に推進してまいりました。その結果、第55期は357億円という過去最高の売上高を計上することができております。しかしながら、原価高騰や人件費などの経費増加も相まって、経常利益においては昨年を下回るかたちとなりました。

　次期におきましても、原価高騰の影響は続くものと考えております。在庫圧縮を最優先事項とし、外部環境の変化を受けにくい財務体質を構築する一年にし、ステークホルダーの皆様に安心・信頼いただける企業を目指してまいります。

　株主、投資家の皆様におかれましては、変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。